一組のノブオがレコードを担任に没収された。
卒業まで返してもらえないんだって。
それってひどいよね。
没収されたのはツェッペリンの『プレゼンス』。
でもさ、あのジャケットを見ただけじゃロックのレコードだって、先生にはわからないよね?
これはドイツ表現主義の現代音楽ですとかなんとか煙に巻いてごまかせなかったのかなぁ。
でもロックだからダメなんじゃなくて、クラシックでも同じだったかも。
どうやら学校でレコードの貸し借りをするのがアウトだったみたい。
とはいえ中学生にとってLPって高くてなかなか買えないからさ。
聴いてみたいもの全部なんて買えるわけないし、なけなしのお小遣いで買ったのにハズレだったら痛すぎるじゃない?
どうしても貸し借りが発生するよね。
だから学校にカセットテープとか持ってくるのはそんなに珍しくなかったし、
放送委員だったから禁止されてるなんて知らずにレコードを持って行ってたんだ。
本当はそんな校則はなかったのかもしれないけど、現にノブオは没収されちゃったんだから、これからは気をつけないと。
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