今年は (今年も?) 年賀状を書いてません。せっかく年賀状を下さったみなさま、ごめんなさい。。。
追記:
なぜかこのところこのページにアクセスが増えているようです。
楳図かずお先生の名作『赤んぼ少女』(呪いの館)関係の記事を期待してクリックされた方にはたいへん申し訳なく…
お探しのものはこちらでしょうか?
電子書籍化されたのを機に僕も購入しなおしてみたんです。
小さい頃は楳図作品といえば恐怖の代名詞でした…。
8才の誕生日に友だちがくれた、文字通り『恐怖』という短編集の表紙を見るのがコワくてイヤで、おばあちゃんに本をどこかに隠してもらったんですが、忘れた頃に洗濯物容れの中からあの顔を見つけちゃって「ぎゃっ!」となったり…おばあちゃん隠し方が雑ぅ!
思えばきっと友だちもコワい本を手許に置きたくないからくれたのでしょう(苦笑)
『赤んぼ少女』はオトナになってから読むとあまり怖くはないですが、タマミが切ないんですよね……。
ネタバレしちゃいけないけど、あ、っていうかこのタイトルが既にネタバレかも?
そして意外なことに、昔の紙の本と現在の電子書籍とでは随所で台詞が改変されていることに気づきました。
妻の持っていた昭和56年11月20日発行の49版『のろいの館』と電子書籍の『赤んぼ少女』を比べてみると、変更されていないページがないほどで、
「タマミは悪い子でした」も
「タマミは……わるい子でした」になり、その後に続くタマミの台詞が大幅に違います。
推敲されてわかりやすく、より感動的になった感じです。
ウェブと違って出版物は修正が容易ではありませんが、時を経れば「もっとこう書けばよかった」と思うことってありそうですから、再販を機に修正したのでしょうね。
さて、果たして本当にタマミはわるい子だったのでしょうか?
(かなり、わるい。)