30/4/2007

入院って

 

僕自身は早く退院する気満々でしたが、主治医の先生がわびすけにそっと「こういうことになってますから」と渡した入院手続きの書類には、
第三腰椎圧迫骨折 全治2ヶ月
と書いてありました。(実際、2ヶ月というのも控えめに書いてくださったのかもしれません。平気でドラムが叩けるようになって治った!と実感できたのはつい先日のこと、やはり3ヶ月過ぎてからでした)
 
怪我したことは悔やまれますが、こうなったらとにかく一日でも早く治すことを考えねば。ということで、こんな方針を。
37度台程度の熱だったら敢えて下げない (身体の修復に都合の良い体温なので)
日光浴をする (6人部屋の窓際だったのでラッキーでした)
よく噛んで食べることに集中 (寝たままで食べるので誤嚥を避けるためもあって)
カルシウム、ビタミン、ミネラルを多く採る (ガス水飲んだり果物食べたり)
患部に適度に負荷をかける (ほどほどに…)
脳から修復指令が充分伝わるように痛み止めは極力使わない (科学的根拠ナシ)
ときどき「絶対間に合う!」と声に出して言う (笑)

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Comments (11) その他 Tags: , , — Kyo ICHIDA @ 2007/04/30 15:00
28/4/2007

つづき。

 

僕のように正月休みボケでケガする人が多いのか (?) 搬送先がなかなか見つからず、救急隊員の方があちこち問い合わせしてくださりうちからふた駅のK病院に行くことに。救急車は乗り心地は悪くはないけれどやっぱりあんまり嬉しくありません。
 
病院でとりあえず医師に状況と、もし可能であれば明日飛行機に乗りたい旨 (無理っぽいとは思ったけれど) を伝え、何はともあれレントゲンということに。
レントゲンを見た先生が、
「あー、けっこういっちゃってますねー」と写真を見せてくれましたが、3番目の腰椎が他よりも明らかに潰れて何カ所か割れたようになっていました。
「こういう場合年配の人は腰椎がそのまま潰れちゃうんですが割れ方に多少若さがありますね」
(いや〜そう言われても喜んでいいのかどうなのか…)
「絶対安静です。このまま入院ですね」
(あちゃー、やっぱり…)「今月中に退院できるでしょうか?実はかくかくしかじか…」ちなみにそのとき1月8日の夕方でした。

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Comments (11) その他 Tags: , — Kyo ICHIDA @ 2007/04/28 20:44

いつも、少しだけ悲しい。

 

あまりトホホなことはここに書かないようにしてきたものの、そうそういいことばかりあるわけもなく気がつけば更新が5ヶ月以上も滞ってしまいました。
というわけでたまにはそんな話でも書きましょう。
(あ、でもタイトルは思いつかなかっただけで内容とは関係ないです)

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Comments (4) その他 Tags: , — Kyo ICHIDA @ 2007/04/28 00:22
21/11/2006

たくさんの感謝を

 

気がつけばフランスに来て早くも5年が経ち、先日通称10年カードと呼ばれる Carte de résident を取得することができました。これはアメリカで言うところのグリーンカードのようなもので、実質的な永住権と見なされています。
今までは労働許可のある滞在許可証を毎年更新していたのですが、例えば雇用契約が切れて失職したり、年収が基準に達しない場合は更新できない等様々な条件があったので、これでそういった心配ごとはなくなりました。
 
戻ってまずあらゆる協力をしてくれた会社の仲間達に報告と今までのお礼のメールを送ると、真っ先にキャトリーヌが大喜びの返事をくれました。5年前、Atoll Bleu の経理をしながら弁護士になる勉強をしていた彼女が「将来役立つ経験になるわ」と渡仏のための複雑な手続きを準備してくれたのでした。今では立派な弁護士になっています。
 
そう、10年カード取得はたくさんの人たちの協力のおかげです。この区切りに是非お礼を言いたいと思います。

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Comments (13) フランス Tags: , — Kyo ICHIDA @ 2006/11/21 10:36
15/9/2006

ピュア・アクースティック

sabia

7月の猛暑が嘘のように肌寒かった8月でしたが、夏の名残を惜しむかのように9月になってこのところまた少し陽射しが戻ってきました。
振り返ってみるといつも通り地味にあくせくした夏でしたが、たくさんの新しい出会いと音楽にも恵まれた季節になりました。
 
chieちゃんに初めて会ったのは6月22日のW杯日本対ブラジル戦をウチ・パブリックビューイングしたときで、
「歌手で詩人、ちょうどブラジルから戻ってきたところ」と紹介されました。
小柄な身体にジャイアント・ハート、芯が強いけれど微笑むとパッと周囲が明るくなるようなオーラを持った素敵な女性で、わびすけのごはんを喜んで食べてくれて男気のある女子同士すぐ仲良くなりました。歳もわびすけと同じと後に判明。
 
7月最後の土曜日の晩に行きつけのカフェでパリを離れる友人の送別会を兼ねたライブがあって、chieちゃんも歌うとのことで楽しみにしていたのですが、ライブ当日の明け方に「よかったら一緒にやらない!?」というメールがきて突然彼女の伴奏でボサのギターを弾くことに (汗)。
ライブの前に急遽うちでリハーサルをしたのですが、マイクやアンプを通さない純粋な肉声と生の音に包まれて、わびすけにとってこの上ない至福のひとときだったそうです。chieちゃんの歌声はまるで丁寧に織られたベルベットのようでした。

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