23/6/2024

Blenderで立体視の実験

まずは交差法(寄り目で見る感じの)

こちらは平行法

  • 紙とかを衝立にして左右を分けると立体視しやすい感じ
  • 交差法と違って拡大すると見えにくい

  • 通常の3Dカメラや立体視レンダリングだと被写体が平板になってしまう*
  • これを防ぐため左右2つのカメラにオブジェクトコンストレイントでトラックを追加
  • TARGETと名付けたエンプティをトラックすることで左右のカメラに自動で角度が付くようにする
  • 被写界深度もTARGETに合わせる

*仏像の立体撮影を数多く手掛けられた写真家の十文字美信先生から伺ったお話では、前後の奥行きはあるけれども看板が立っているような絵になってしまうのを防ぐために、立体撮影用の機材を考案して特許もお持ちとのこと!
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Comments (0) 3DCG Tags: , , — Kyo ICHIDA @ 2024/06/23 04:35

パラリンピックを開催するパリのバリアフリーに思う

3ヶ月ほど前、オリンピック/パラリンピックを迎えるパリ市のバリアフリーに関する取材の依頼がありました。
たいして語れることはないなりに思うところをひと通り下記のメールに書いて返信し、それで済むだろうと思いきや、意外にも直接取材にいらっしゃるとのこと。

そして先日その記事が配信されました。

五輪控えるパリの「不都合な真実」。でこぼこの石畳、階段しかない地下鉄…花の都は「バリアー」だらけ

前半は車いすパラリンピアンの話でいいですね!
後半は、解っていたこととはいえ、改めて取材を受ける難しさを感じました。

記者さんはわざわざ拙宅にいらしてとても丁寧に取材してくださいました。
けれども記事として成立させるための意図や文字数制限などもあり、どうしても日仏比較論的にならざるを得ないようで。
個人的にはことさら日本をネガティヴな引き合いに出したくないですし、パリ市のバリアフリー状況に不満があって下げたい訳でもありません。
とはいえ、わかりやすい批判の方が記事としてのウケはいいのでしょう。

以下はパリ暮らしに慣れすぎてしまったためか、大抵のトラブルには驚きも不満も感じなくなった某日本人によるパリ式バリアフリー観です。
毒にも薬にもならないテキストですがここに供養しておく次第です。


パリ6区に17年、現在はパリ15区に引っ越して6年になります。
車椅子ユーザーですが普段の外出は車を運転するので公共交通機関を利用することはほとんどありません。そのためパラリンピックに向けて市内のアクセス等が改善されているかどうかを実感する機会があまりないのが正直なところです。おそらくいろいろ改善するための工夫や工事をしているとは思いますが。

パリは昔からバリアフリー化は頑張っているのですが、メトロに関してはどうしてもエレベーターを設置することが困難な駅が多いようです。バスは車椅子対応の車両が増えましたが、昇降のための板が日本と異なり電動なため、故障していることもあります。故障していない場合でも、車椅子で乗れるのはせいぜい2人まで、3人以上となると難しそうです。
車椅子にとって最も利用しやすい公共交通機関はトラムですが、カバーしている地域は僅かです。

では自動車で出かけた場合はどうかというと、車椅子用の路駐スペースが空いていて停められればいいのですが、場所が無くて地下駐車場に入る場合は注意が必要です。エレベーターの故障が非常に多いからです。日本では考えられないことですが、1基しかないエレベーターの故障で地上に出られず、為す術なく車に戻り他の駐車場を探さなければならない事態が珍しくありません。
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Comments (2) パリ Tags: , , — Kyo ICHIDA @ 2024/06/23 03:40
29/3/2024

猫ミーム作ってみた

ええと、遅ればせながら猫ミームにハマりまして、猫カワイイので自分でも作ってみたくなった次第です。
猫ミームっていうのはSNSで拡散された有名な猫動画をマッシュアップした自分語り動画、と解釈しておりますw
ネタは数多い失敗談のひとつ、大検受験(高認試験)で大失敗した話で需要はなさそうですが。
ほどほどに短いのでご笑覧いただけたら嬉しいです。

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21/3/2024

怪力の人に車椅子ごと持ち上げてもらった話

以前モンマルトルの小さなライブハウスに友人のコンサートを観に行ったら、店内に階段が10段くらいあったんです。
迷惑かけたくないので帰ろうと思ったら、
「大丈夫だよ」とアフリカ系の巨漢係員さんが車イスの構造を確認するや後ろからヒョイっと一人で持ち上げ、辞退する暇もなくなんと前向きで階段を登ったんです!
僕は痩せてはいるけど身長170台後半でしかも車イスごとだから決して軽くはないのに…僕も奥さんも招いてくれた友人もビックリ仰天、凄すぎてもう笑うしかありませんでした。
その圧倒的な個人技に敬意と感謝を込めて入場料より多いチップを差し上げました。

係員さんには自信があり、おそらく必要があれば日常的にこういう対応をしているのでしょう。お店にとって工事するより彼の筋肉で解決する方が合理的なのかもしれません。
もちろんリスクがあるから全くオススメは出来ないのですが、ひとつの参考にならない海外事例としてお納めください。
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Comments (0) パリ,日常の疑問 Tags: , , — Kyo ICHIDA @ 2024/03/21 22:43
22/2/2024

Sam Gendel(サム・ゲンデル) & Antonia Cytrynowicz(アントニア・チトリノヴィッチ)

サム・ゲンデル繋がりで。

Sam Gendel & Antonia Cytrynowicz – WONDERING, WAITING [OFFICIAL AUDIO]

この曲を初めて聴いたとき、エフェクトをかけて子供みたいな声にしてるのが面白いな〜、って思ってたんです。
なんだかいちど聴いたら忘れられない摩訶不思議な雰囲気があるんですよね。

そしたら実は、歌っているアントニア・チトリノヴィッチ、録音のとき11歳だったそうで驚きました。エフェクトじゃなくて本当に子供だったっていう。
しかも歌詞も歌も即興だそうで二度ビックリ!
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