個展のためパリにいらした十文字美信先生が、オフの日曜日に拙宅に来てくださいました。
早いもので十文字先生のサイトを作らせていただいてちょうど10年。
そして十文字先生がパリに長期滞在されて一緒にあちこち旅をしたのはもうかれこれ5年半前のこと。忘れられない最も楽しい思い出で、考えてみると十文字先生とはフランスやイギリスのみならず東北や熊本にも同行させていただいたので、親とよりもたくさん旅行しています。
この日も楽しい時間はあっという間でした。
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ボヘミアン・ラプソディの思い出
子供の頃、交通事故に遭って集中治療室に入っていたときのこと。
両脚はあちこち骨折、右腕は皮一枚でかろうじて繋がっている状態で、
無事だった左手にも点滴や血圧計が繋がっていて両手が使えず本も読めないので、
イヤホンを片耳に入れてもらってラジオを聴くことで絶え間ない痛みから気を紛らわすしかなかった。
ちょうどそのときヒットチャートの1位だったのがクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』。
イントロのアカペラのハーモニーから印象的なピアノ、当時はまだ名前も知らなかったあのフレディの歌声に魅了され、
ああ、なんて美しい良い曲なんだろう……とうっとり。
まるで苦しみの中で遠くにわずかに灯る希望の光のようで、
毎日この曲が流れてくるのが楽しみだった。
でもAMラジオ番組だったからか、フルコーラスで流れることは一度も無くて。
ギターソロに行くか行かないかのうちにフェードアウトされてしまい、数日後にはイントロが省かれ、曲紹介が日に日に短くなっていき…
ついにはスウィートの『アクション』に1位の座を奪われてかからなくなってしまった。
なので、大好きなのに一度も全部を聴いたことのないままになってしまったのだった。
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スティーヴン・ウィルソン追加公演(パリ)
もうだいぶ経ちますが Steven Wilson To The Bone Tour のパリの追加公演を観てきました。
会場は老舗コンサートホールのオランピア劇場。
いつも思うんだけどネオンを毎回替えるのがけっこう大変そう。
久しぶりなロックのコンサートで大音量を満喫、さすがSteven Wilson、演奏も音も良かった👍 pic.twitter.com/ruPoxTTTDQ— Kyo ICHIDA (@KY0) 2018年7月8日
前回この会場で観たのはメセニーのUNITY GROUPだったけど、音量制限が厳しいのかPAブースにデシベルメーターがあって100dBにならないように気をつけてるみたいで、音圧がちょっと物足りなくて。
音小さいとやだなーと思って行ったら今回はロックだしコンプかかって常に101dBくらいをキープで音圧も音質も良かったです。
スティーヴン・ウィルソンがMCで、
「前回(3月19日)のパリ公演にも来てた人どのくらい居る?」
「今回は前回となるべく違う曲演るよ」
「今日はスティーヴン・ウィルソンの三大落ち込む曲演るよ(笑)」
とか言ってて、普段歌詞の内容気にしないで聴いてたからわからなかったけど、そうかスティーヴン・ウィルソンの曲は暗いのか。
ここで昨日公開されたMVを見てみましょう。
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ルイス・コールはブサイクの守護ネ申か
以前やっぱりソロが好きって書いたんですが、7年ぶりに出たんです、新譜が。超嬉しい!
When You’re Ugly – Louis Cole
MVではいつもニコリともしないルイス・コールですが、独特のユーモアのセンスが伝わってきますね。
We all live on planet earth and this is how it works
When you’re sexy, people wanna talk to you
When you’re ugly, no one wants to talk to you
When you’re ugly, there is something you can do, called
Fuck the world and be real cool
言ってることはほぼこれだけですが、このシンプルな歌詞にグッと来る何かを感じます。
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DOMi DEGALLE
動画が削除されたため、DOMi & JD BECKの最新のものに差し替えました
Domi DEGALLE(通称 DOMi)
1999年フランス生まれ、ナンシー出身。
音楽好きの両親のもと2歳からピアノとドラムを始める。
14歳で複数のディプロムを受けコンセルヴァトワール・ド・パリで学び、17歳で渡米。
現在はバークリー音楽大学在学中とのことなんですが、また凄い才能の若いミュージシャンが出てきましたね。
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