新潟中越地震「現地発」情報 地域別整理blog
地震のことが頭から離れない。
今は地震のない国に居るけれど家族の住む東京の家は古い。海外に住む者にとって最大の心配は離れている家族のこと。もしも、の場合に距離は非情でしかない。
阪神大震災のときわびすけは当時の恋人が大阪に、僕は初めてつきあった人が神戸に居た。友人達も居た。安否が確認できるまで激しい不安と戦いながら、しかしなす術もなかった。
家族が被災した場合、助けに行きたくても地面が平らな場所にしか行けない自分に何が出来るというのか…。人としての存在意義を失うほどの無力感に苛まれることになるだろう。と言うより既に感じている。
もし帰国中に大地震に遭えば、死ぬ可能性が高いだろう。どんなふうに家が崩れ、骨が砕けるかが想像できるけど、現実はさらに酷いかもしれない。もし生き残ったとしても子どもの頃のあの経験以上に過酷な状況が待っているだろう。結局居合わせても居合わせなくても地獄。
どちらの場合になっても運命として受け入れる覚悟を決めた。
25/10/2004