猛暑のパリ、Fête de la musiqueの翌日。
今日はPat Methenyパリ公演。
先日友人の公演を観に2時間前に出発するも、大渋滞の上、駐車場エレベーターを出た後に更に階段があって出られず間に合わなかった反省を踏まえ、今回は3時間前に出発。
パリの渋滞は益々酷くなっています。自転車レーンを増やしてクルマに厳しくしていることが拍車をかけているけど、それもわざとのような。
もうクルマの乗り降りが非常にしんどくなってきてしまったので、本当はこっちだってパリ市の思惑通りに車移動をやめて公共交通機関にしたいところ。
だけどパラリンピックを開催したのにメトロは車椅子対応にならなかったのだから仕方ない。
やはり大渋滞するも、何とか事前に検索した車椅子対応駐車場に開演1時間ちょっと前に滑り込む。
エレベーターも動いていて安堵したのも束の間、一番上の階に上がってもまだ地上階じゃない、ここ地下1階じゃん!😱
車椅子では手の届きにくい高さにあるインターフォンを押してもらい、
「車椅子なんですけどどうやって地上に出られますか?」と尋ねる。
「本当に申し訳ないけど地上階に出るエレベーターはないんです…唯一の方法は車両のレーンから昇ることです」
「えー、ガッカリ」
「ですよね…すみません」
そんなわけで奥さんに頑張って押してもらってやっと地上へ。
何はともあれ間に合いました!
会場のLe Grand Rexは学生時代にアントニオ・カルロス・ジョビンを観に来て以来です。
え、何十年ぶりなの?!考えるのよそう😅
ちなみにGrand Rexは伝統的な映画館の古式ゆかしい作法に則り席に案内してくれるマダムが感じ良くチップを要求してくるので2€くらいはあげましょうw
(まぁ義務ではないし断っているお客さんもいたけど、それも大人げないしなるべくチップはちゃんとあげたい派)
さてやっとこさ本題です。
肝心のコンサートは驚きがあって、とっても素晴らしかったです!
メセニー以外のメンバーが太鼓を叩きながら客席後方から登場する、まるで80年代のFirst Circleツアーのときのようなオープニング!
先ずは新譜のSide-Eye III+で畳み掛けるかと思いきや、合間合間に懐かしい曲を入れてくるファンサービス
新譜もいい曲多いんですが、やはり懐かしい曲には強く反応してしまいます。
テンポを落としたボサアレンジのBetter Days Ahead
もうコンサートでは聴けないだろうと思っていたFirst Circleには泣きました😭
ちなみに一緒にイントロの11拍手拍子したの僕たち夫婦だけだったw😂😹
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「コンサートでこの曲の手拍子をやるという夢が叶った」と奥さんも喜んでおりました😹
特に驚かされたのがMás allá (Beyond)で、まさかこれを演ってくれるとは!
コンサートではペドロ・アスナール在籍時にしか演っていないのでは??
そしてギターとキーボードのデュオから始まり、静かにドラムが加わるPhase Dance……
もうね、離脱せずにここまで読んでくださっているあなたもきっと同じだと思うんですけど、思い出とのリンクが凄いんですよね。これが走馬灯か…(ちがう)
その後はドラムとのデュオでかなりワイルドかつSong X的なアプローチのRound Trip、そしてZenith Blueでフィナーレとなりました。
観客は総立ちでアンコールを求めます。
バリトンギターでのメドレー、そして更なるアンコールに応えてバンドでSong for Bilbao! このメンバーで是非演って欲しい曲でした!
そういえば隣のマダムから「あのピアニストの名前は?」って訊かれたのでした。クリス・フィッシュマンという名前を覚えてなくて、
「知らないけど若くて良いキーボーダーですよね」としか答えられませんでした。
でもね、やっぱり懐かしい曲だとどうしてもライル・メイズと比べてしまう。もうこれは仕方ないですね。
クリス・フィッシュマンもライル・メイズのフレーズをリスペクトはしつつも再現しようとはしていない感じでした。
1曲ごとに総立ちでアンコールの拍手が鳴り止みません。
ですがここで帰る観客がけっこういました。この日はサッカーワールドカップでフランス対イラクの試合がもうすぐ始まるタイミングだったのです。まだグループリーグだしどうせ勝つんだから慌てなくてもいいのにねぇ。
再びソロでのメドレーで、MinuanoやPraiseなど懐かしい曲の数々、そしてThis Is Not Americaに。
(え?この曲で終わるの?何かちょっと後味暗くない?)って思ったんです。
そうしたらなんとバンドで4回目のアンコールに応えてくれました。
最後の曲は名曲中の超名曲、Are You Going With Me?
ああ、またもや走馬灯が・・・
高1くらいから聴き始めて今でも現役で活躍してくれているメセニー。
何十年もの間聴き続けて、数々の人生の節目のBGMとして育ててきた思い出に反応して脳内物質がスパークします。
そして、「あと何回メセニーを観れるんだろう?」という思いがどうしても。
正直、ちょっとだけ衰えを感じさせるところもありました。
ですが72歳という年齢とは信じられないくらい高度なレベルの演奏技術を保っています。
どうかいつまでも元気で、少しでも長く演奏を続けて欲しいと願ってやみませんでした。
終演後はメセニー大好きな釘町彰さんと合流してカフェで感想を語り合いました。
やっぱりファーストサークルは泣いた、とのこと。ですよねー。





