29/8/2020

会田誠さんの『げいさい』を読んで思い出した美大受験のかくかくしかじか

この小説のことは河内タカさんが紹介されていて知りました。
著者が同い年なこともあって興味を持ち、すぐに買って読みました。
1986年11月2日の多摩美術大学の学園祭を舞台にした夕方から明け方までの話なのですが、日付が具体的なために気づいたことがあります。
このとき武蔵野美術大学空間演出デザイン学科の2年生だったぼくは、この同じ日の夜、後述する事情でタマビの芸祭にいたのでした。

29/6/2017

バリアフリー化は障害者の為ならず

ここで論じたいのは奄美空港でタラップを這って登った人を巡る対応の是非についてではありません。 車イスで飛行機に乗る機会が多い身としては、あの話で思うところはもちろんあります。 自分は飛行機に乗るときは2週間くらい前までに […]

30/7/2016

障害者は生まれない方がよかったのか?

「遺伝するから、子どもは持つんじゃないわよ」 母にそう言われたのは、学生の頃から一度や二度ではなかった。 昔、母は生まれつき抱える原因不明の筋肉の疾患(ミオパチーの一種)が子どもに遺伝することを心配し、医師に相談したとこ […]

18/7/2015

YMO増殖人形事件

ええまぁ、またもこんな話なんですが。 中学生の頃のとある日曜日、久しぶりに会う父が作業場へ連れて行ってくれたことがありました。 休日で誰もいない広い空間に、YMOメンバーを模した身長40センチくらいの人形が300体、未着 […]

29/12/2013

市田喜一という父

不意に吹かれた時間切れの笛だった。 父方で唯一僕の連絡先を知っている同い年の従姉妹から報せがあり、癌が再発し自宅療養中の父があまりよくないとのこと。 すぐに帰国の準備をするも、急激な容態の変化に結局間に合わず、11月25 […]