承前。自分自身が障害者差別をしてしまったことも思い出した。懺悔させてほしい。
小学生のとき、ずっと障害者向けスイミングスクールに通っていた。場所は御茶ノ水のYWCAで、小学生までは男女の区別がない。その頃はまだ歩けていたけれど、母から遺伝したミオパチーで生まれつき弱い筋力のトレーニングに泳ぐのが効果的だった。
小四のときにA子ちゃんが入ってきた。A子ちゃんは心臓の病気の影響で片脚が義足だった。けれども歩き方は普通で見た目には全くわからない。
ちょっとだけ影がある感じだけれどかわいい子で、同学年だったのですぐに仲良くなった。
ぼくはその頃、小学校ではクラスのみんなが授業で今教科書の何ページを見ているのかもよくわかっていないような酷い落ちこぼれだった。当然クラスに居場所なんてない。だから週に一度のスイミングスクールは避難所でもあり、小学校でのダメダメな自分の日常を知らないA子ちゃんにちょっとだけ虚勢を張って話せることが救いでもあった。
続きを読む