12/6/2010

南ポルトガルの笑う犬に会いに行く

 

そもそも僕は旅に向いたタイプじゃないんです。
2〜3週間くらい家から出ないこともザラだし、それがちっとも苦にならない。
インドア派と言えば聞こえはいいけど、はた目には単なるひきこもりかも。

そんな僕がわびすけと数年に一度の旅に出る事にしたのは、おそらく初恋の人だったらしい?青目さんと昨年末約40年ぶり(!)に再会したから。あ、ここ笑うとこです。

再会は青目さんのブログのコメント欄から始まった。
詳しくは一気に割愛しますが昨年末パリで再会を果たし、今年1月には東京の実家にも遊びに来てくれました。
そして降ってわいた実家の移転問題等々で煮詰まっているように見えたらしい僕達を心配して、
「ポルトガルなんて、よほどじゃないと来ないとこよ。
用もないのにわざわざ来るところでもない・・・私たちに会いにいらっしゃい。」
と提案してくれたのでした。

青目さんは本当はpatra(母)を招いてくださりたかったのだろうと思う。けれども不可能に近い。
僕としても気軽に旅を楽しむには躊躇があったけれど、暫く考えて代わりに行くことにした。

行くなら車で、と決めていた。
いつか歳をとったら振り返るときが来るだろうと思っていた、学生時代初めて海外に出たときのスペインの道のり。
ポルトガルに行くならそれを辿るまたとない機会だし、体力的にも良いタイミング。
そしてあのときのスペインの旅がなければ、今パリに住んでいることは決してなかっただろう。今にして思えばまさに運命を変える旅だった。
わびすけは「きょうくんの青春の思い出を巡る旅に連れて行ってもらえるなんて光栄だわ」と言ってくれた。運命の変わる旅とも知らずに…。

つづく

青目さんは今個展のため日本に。
渋谷のポスターハリスギャラリーで今日から始まります。

2010年6月12日(土)~6月25日(金)
日本ポルトガル修好通商条約150周年記念
青目 海 「南ポルトガルの笑う犬と、花と人と町と・・・」
13:00~19:00 (最終日は17:00まで)
※会期中無休

青目さんの素敵な絵や写真の他、最高に面白い著書、蚤の市で集めた雑貨(超格安!)もあります。
是非遊びに行ってみてください、お勧めです!

  

2 Responses to “南ポルトガルの笑う犬に会いに行く”

  1. チバ 12/6/2010 at 4:38 PM

    あの旅にはそんな秘密が!
    個展はご近所なので、行ってみます。

  2. kyo 12/6/2010 at 6:52 PM

    チバくん
    そうか近いのですね☆是非ぜひ!
    Kyoの友だちって声かけてみてね。