15/11/2008

パリ・フォト 2008

Paris Photo 08がCarrousel du Louvreで開催中です。しかも今年は日本が招待国。
亜斗夢さんにプレビューに入れていただき混雑する前に観ることができて有難かったです。
そしてこのところ、薫子さんや亜斗夢さんのおかげでたくさん写真関係の方と知り合うことができました。

十文字美信先生と竹内万里子さん

十文字先生と、今回のパリフォトでコミッショナーの重責を担われている竹内万里子さん。
数日前に薫子さんのご主人やジャズ大好きキュレーターのガブリエルさん、そして竹内万里子さんとお食事をする機会があったのですが、とても物腰が柔らかな竹内さんは、話をすればするほどもっと聞きたくなる素敵な方でした。

十文字先生と父とは若い頃から数えきれないくらい一緒に仕事をしているそうで、世間は狭いです(汗)

十文字先生,鎌田さん,亜斗夢さん,後藤さん

十文字先生と求龍堂の鎌田さん、末松亜斗夢さん、後藤繁雄さん。
亜斗夢さんと後藤さんは坂本龍一さん繋がり。鎌田さんは薫子さんも文章を寄せている植田正治『僕のアルバム』『吹き抜ける風』や十文字先生の『感性のバケモノになりたい』他、数多くの美術書を出版された敏腕編集長。滞在中に何度かお食事をご一緒させていただいたのですがまだまだお話聞き足りないです。

ディディエさん

ディディエさんのギャラリー Camera Obscuraのブースでは植田正治、ラルティーグ、サラ・ムーン、山本昌男等を展示し盛況でした。
植田作品はニューヨークのトップギャラリー Howard Greenbergも扱っていました。

アキルミさんとオノデラユキさん

アキルミさんとオノデラユキさんご夫妻。
制作方法を解説してくださり嬉しかったです。
おふたりはいつもとても仲が良さそうで密かに理想なのでした。

楢橋朝子さんの作品の前で

広い会場でクリエイターの光くんにバッタリ! ちょうど頼みたい案件があったのでテレパシー通じたのかも?!
光くんが紹介してくれた楢橋朝子さんは、まさにわびすけと「どうやって撮ってるんだろうね??」と話していた作品の作家さんでした。
カヌーや、ときには泳ぎながら撮ると聞いてまたびっくり!

 

今年のパリフォトは日本年ということで、どのようにプレゼンテーションされるのか興味津々でした。
様々な作家の作品が一堂に会して見応えもあるし、写真表現がどんどん自由になっていてとても面白かったです。ある意味絵画の展覧会より楽しく見れました。

ただ残念だったのは当初セントラル・エキスポジションとして企画されていた、歴代の木村伊兵衛賞受賞作品を並べて日本の写真文化の流れを時系列で俯瞰する展示が諸事情で実現しなかったこと。日本の写真文化の全てはとうてい語り尽くせないにしても、あるひとつの切り口として海外に紹介するには良い機会だったかもしれません。

逆に日本の幼稚なパフォーマンスなんかがあってちょっと寒かったです。イラネー。

でもまぁ個人的には、あまり頭で深く考え過ぎずに軽く楽しむ方が写真には合っている気もしました。

パリフォト08、明日までです。

  

3 Responses to “パリ・フォト 2008”

  1. Hew 17/11/2008 at 1:57 PM

    パリフォト。観に行ったことはありませんが、
    世界水準で、良い写真がソロゾロ並んでいそうで、ソソラレます〜☆

    木村伊兵衛写真賞では、最近、志賀理江子さんの作品に注目しています。

    http://www.liekoshiga.de/

    Portisheadの曲が、なぜかスゴク合います。

  2. kyo 17/11/2008 at 6:35 PM

    ☆Hewさん
    志賀理江子さんの作品、凄くいいですね!
    まさに女性作家の時代というか、パワーを感じます。
    彼女の写真集、上記の後藤繁雄さんが作られているんですよ。

    #昨日ちょうどPortisheadのライブ聴いてました。確かに!

  3. 写真の鉛筆 THE PENCIL OF PHOTOGRAPH 現代写真インターネットマガジン 1/4/2012 at 3:30 PM

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