パリ留学時代のハウスメイトChipが家族と遊びに来てくれました!
前回会ったのは2011年5月。
あれから11年も経ったんだ…
2011年に1歳だったフィービーも12歳に!
こちらが歳取るのも道理です。Chipはあまり変わらないけど。
とても賢そうなお嬢さんたち。チップとアンドレアによく似ています。
コロナでお預けになっていたこの家族旅行は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
「コロナで通学できなくなって大変だったでしょう?」と訊くと、
学校の先生のオンライン授業が素晴らしかったとのこと。
チップもアンドレアも家で仕事することが多いので授業の様子を見たところ、とても配慮の行き届いた先生だったそうです。
お互い人生の折返し地点を過ぎ、あと何回会えるかわかりません。
なので伝えておきたいことは言っておかなくちゃ。
普段はどっちかというと無口な方だけど、ヘタな英語で喋りまくりました。
「留学時代にChipに出会えて本当に良かったよ。そうでなかったらぼくのパリ生活は全く違ったものになっていたと思う」
これは本当にそうで、彼と出会ったことでパリ留学がハチャメチャに楽しい思い出になったのでした。
そして、重要な役割を果たしたのが音楽でした。
「何か化学変化が起こって、Chipとだと不思議とどんどん曲を作ることができたんだよ」
そう、彼とだけ、不思議とすぐに曲が作れたのです!
曲作りの上での何か特別な相性みたいなものがあったのかも。
もっとも、彼はその後もコンスタントに音楽活動を続けてアルバムもたくさん出していますが、ぼくの方は今やすっかり錆びついてしまいました。
「せっかくチャンスをくれたのに、アルバムのドラムトラックを作れなくてゴメン。自分の中からパルスのようなものがなくなっちゃって、もうドラムは叩けないんだ」
伝えておきたかった話はできました。
そして再会する前のメールでのやりとりの話に。
Chipからメールで外席で食べられるクスクスレストランを訊かれたので検索して知らせていたのですが、ぼくは単に家族で行くためのレストラン情報を訊かれただけと思ったけど、実はChipとしては一緒に行くつもりだったそうなのです。
「Chipのメールは短すぎてわからなかったよ!ほとんど一行で俳句みたいなんだもん」
と言うと、当のChipが腹を抱えて大笑いしています。
そう、彼のメールにはまるで日本語みたいに主語がないのです。
「そうなの!私のメールも最初の一行しか読んでないみたいだし!」とアンドレア。
文筆業の妻を持つ夫としてそれってどうなのww
そして英語で笑い話に挑戦してみました。
“奥さんが「私のお兄さんサミュエル・エル・ジャクソンに似てるの」って言うんだよ
「そんなわけないじゃん、信じられないよ」って答えたんだけど
その後お義兄さんに会う機会があって、向こうから近づいてくる人を見たら「あっ、サミュエル・エル・ジャクソンだ!」ってなったんだよ”
お義兄さんは10年に渡るシンガポール勤務で日本人離れした日焼けをしていたのでした。
この話はお嬢さんたちにもウケました。
「日本のアニメのお勧めは?『Spirited Away (千と千尋の神隠し)』は観たんだけど」とのことだったので、『君の名は』と『ちはやふる』を薦めておきました。フィルム・レイティング的にも問題なさそうだし。
他にもいっぱいお喋りして、最高に楽しくて幸せな時間でした。
特にアンドレアが料理とか繰り返し褒めてくれて、凄くポジティヴな波動をもらった感じでハッピーになりました。
子供たちも思ったよりたくさん食べてくれたし!
「あなた達もいつかパリに留学してみる?人生を変えるような友達に出会えるかもよ?」と二人の娘に語りかけるアンドレア。
いつかそうなるかもしれないね、楽しみだね!
Une soirée super amusante – Spherical Image – RICOH THETA