パリに戻って時差ボケもおさまった頃、Banksia Trioの公演がパリ日本文化会館で行われることを、元資生堂ヨーロッパの藤原邦一さんが教えてくださいました。
不勉強でベーシスト須川崇志さん率いるBanksia Trioを知らなかったのですが、ピアノの林正樹さんはペペ・トルメント・アスカラールのライブで観たことがありました。
しかもドラムは石若駿さんではありませんか!
ファンなのにまだライブでは観ることができていません。
🙏🙏🙏🙏🙏🙏#songbook6 https://t.co/x4siWUHcdb
— Shun Ishiwaka 石若駿 (@shunishiwaka) September 24, 2023
これは楽しみすぎます!
会場のパリ日本文化会館は文字通り日本文化好きのフランス人にとってのメッカであるとともに、在仏日本人にとって日本ではなかなかチケットを取るのが難しそうなコンサートや公演などが観られる穴場なのです。例えば日本だったら嬢王蜂のライブにこんな車椅子のおじさん場違い過ぎて行きにくいじゃないですかw もう十年も前ですがほんと嬢王蜂最高でした、ありがとうパリ日本文化会館!
しかもうちからはギリギリ徒歩圏内なので、このところ悩まされているパリの大渋滞と駐車場から出られない問題も心配なし。
早速予約したのでした。
で、ミーハーなのでサインして欲しいじゃないですか。元ドラマーとしてはスネアのヘッドに書いてもらいたいなと。自分用ならAmbassador Coatedだけど厚い方が書き易いよね、ということでREMOのEmperorを通販で注文。
そしたら思いの外デカい箱が届いてビックリしました。
伝わるかわかんないけど今起きたことを話すぜ
通販で14インチのスネアドラム用ヘッドを注文したのに70cm四方で厚さ10cmもあるデカい段ボールが届いて😳
ヤバい!間違えて26インチのバスドラ用ヘッドが届いた!って思いながら開けたら、満載の梱包材の中から出てきたのはちゃんと14インチでしたw🥁… pic.twitter.com/1An5tReBlN— KY0 (@KY0) June 27, 2026
いや前置き長いよ自分・・・😅🙏
いよいよ公演当日、2026年7月10日金曜日、気温34℃。
案内された場所は林さんの背中に手が届きそうなこれ以上ない至近距離!
満席の会場にはもちろんPAがありますが、生音が聴こえるのは嬉しい!ピアノ高音とユニゾンの口笛も聴こえました。

ライブは初っ端の出音から素晴らしく、一気に引き込まれました。
林さんと石若さんが楽しそうにアイコンタクトしながら繊細さと大胆さを併せ持つインタープレイの中央で、須川さんが自由に羽ばたくような印象を持ちました。
迫力のある即興と詩的で美しいハーモニーのバランスが絶妙なんです。そしてフリージャズの見識がない自分のようなゆるふわ元ジャズ研でも大いに興奮したのが、混沌とした展開のようでありながら突然御三方がバシッと揃えるキメ。もうカッコ良すぎ!
非常に高度なかけひきをしながらも難解になり過ぎず、もの凄くカッコいい演奏で素晴らしいコンサートでした!
そして終演後、念願のサインをいただくことができました!

嬉しい〜ありがとうございました!
ほんとはね、もっと聞きたいことや、したい話があったんです。
でもお隣には角野隼人さんいらっしゃるしっ!後ろにもフランス人マダム達が並んでらしたので自粛。
そしてこのとき買わせていただいた最新アルバム『The Great Noon』のCDがまたもの凄く良くて!
MCによると、ツアーに出発する2日前に届いたそうで、日本でもまだ未発売とのこと。
近年一枚のアルバムを繰り返し聴くなんてほとんどしなくなったのに、あまりに気に入ってずっとヘビロテしています。
素晴らしいのは御三方がそれぞれ多彩なプロジェクトに参加していて非常に多作であること。
“Quality goes and quantity lasts.”(質は去るが、量は残る)はミシェル・ゴンドリーの言葉ですが、量を創るからこそ質も高まるのだと思っています。
これからも数々の名演奏を残してくれることでしょう。





