15/6/2013

佐渡裕さん指揮のパリ管コンサート

知らない番号からSMSがあって何かと思ったら一週間後にコンサートを観に行くパリ管(Orchestre de Paris)からのお知らせでした。
ラロからラフマニノフのパガニーニに変更とのこと。
おそらく佐渡さんやオーケストラはもちろん、プログラムの印刷等々裏方の人達にとっても急なプログラム変更は大変ではないかと思うのですが、羽生結弦選手の大ファンであるヨメのわびすけは大喜びでした。
というのも、羽生選手がジュニアの頃フリーにこの曲を使っていたそうなのです。

コンサートはSalle Pleyelで6月5日・6日の二日間。
僕達は6日ですが5日にはカメラ台数とクオリティに定評のあるArteのライブ中継があったので予習しました。
今年の12月5日まで視聴できるそうなので貼っておきます。

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ずっと続けられているダイエットですっきりされたご様子ですね。

そして待ちに待った当日。
佐渡さんの指揮を観るのは2012年3月11日のユネスコでのチャリティーコンサートでボランティアさせていただいて以来なのですが、今回は初めてプレッシャーのない立場で純粋に音楽を楽しませていただきました。

コンサートは三部構成、ちなみにパンフはちゃんとラフマニノフになってました!

  1. ジャック・イベール : 嬉遊曲
    聴いたことがありませんでしたが、洒脱でユーモアのある楽しい曲でとても気に入りました。
  2. ラフマニノフ : パガニーニの主題による狂詩曲, ピアノ : ボリス・ベレゾフスキー
    パガニーニと聞くとクラウス・キンスキーの猛烈なトンデモ映画を思い出してしまうのですがそれはさておき。
    超難しそうな曲を事も無げに弾いてのける技術はさすがとしか言い様がありません。
    おそらく放送の都合で5日には演らなかったアンコールも2曲、再び18番と、ソロで作品23 第5番を弾いてくれました。
  3. ヴェルディ
    ジュゼッペ・ヴェルディの生誕200年ということで、代表的なオペラからいいとこどりでとても楽しめました。
    演奏と合唱の素晴らしさはもちろんのこと、チンバッソやアイーダでの細長いトランペットが実際に演奏されているのを生で初めて観れたことも興味深かったです。

演奏を聴いている間は日頃の雑事も忘れて堪能させていただき、やはり音楽が人を癒したり励ましたりする力は絶大だと改めて実感しました。

コンサート終了後、お疲れのところご迷惑ではと思いながらもボランティア団体の仲間たちとご挨拶させていただくことに。
楽屋を訪ねると、佐渡さんをご紹介くださったみどりさんにちょうど会うことができました。みどりさんは昨年のユネスコ・コンサートで同時通訳を務めてくれた友人のお母さんで、いつもJAPONAIDEの活動を支えてくださった方です。ユネスコ・コンサートはみどりさんなしでは実現しなかったでしょう。
そして先程まで熱演されていた佐渡さんはお疲れのはずだしお時間なかったにもかかわらず温かく迎えていろいろ気にかけてくださり皆感激!
久しぶりにお目にかかってハートの温かさに触れることができ、全てのご縁に感謝しつつ新たなモチベーションを頂いたのでした。