今更な話なんですが theta360.com が今年サービス終了しちゃったじゃないですか。
RICOH THETAで撮った360度画像を theta360.com にアップして、それをブログにも貼ったしていたんですが、気づいたら全て見れなくなってました。
あちゃー残念、何か代替手段を探さねばということでいろいろ検討した結果、
Pannellumに決めました。
決め手は軽量・シンプルで必要充分な機能。
- autoLoad対応
- autoRotate対応
- スマホではワンタッチでジャイロセンサー使用可能
- PCではフルスクリーン可能
- PCではキー操作可能
- iframeを使うスタンドアローン版とJavaScript API版がある
- pannellum.htm 単体だけでも動かせる(jsとcssが含まれた単独ビューワー)
詳しくはドキュメントを参照していただくとして、最初つまづいた点を。
このスクリプトはCDNから読み込ませた場合、画像のドメインとの不一致(CORSの設定)により動作しない場合がありました。
Pannellumのチュートリアルページで試すことができます。
上のパノラマのコード:
<iframe width="600" height="400" allowfullscreen style="border-style:none;" src="https://cdn.pannellum.org/2.5/pannellum.htm#panorama=https%3A//cdn.polyhaven.com/asset_img/primary/minedump_flats.png&autoLoad=true"></iframe>
imgur.com のようなCORSをサポートする画像シェアサービスを使用すれば問題なく表示されるとのことですが、外部サービスに依存するのは苦い思い出があってイヤ。
だって昔Twitterに画像アップロードする機能がなかった頃、Twitter用の画像共有サービスがいろいろあったけどみんなサービス終了しちゃったから。
そもそも theta360.com もサービス終了しちゃったわけだし。
なのでスタンドアローン版を自サイトに置くことに。
ワードプレス用プラグインもありますが、ブロックエディター派じゃないとメリットが薄いと感じました。
独自カスタマイズしたいしね。
というわけで以下はスタンドアローン版をiframeで貼る方法です。
- PannellumのDownloadsページで最新版をダウンロード
- 自サイトの任意のディレクトリにpannellum.htmをアップロード
例:https://www.ドメイン名/ディレクトリ名/pannellum.htm
(当サイトの場合は、pannellum.htmをindex.htmにリネームすることでhtmlファイル名を省略可能にしています) - パノラマ画像のパスとオプションを指定してiframeで貼る
このサイトの場合、/media/pano/ ディレクトリにpannellum.htmと360度天球画像を置くことで、
下記のようなコードにしています。
<iframe width="720" height="520" allowfullscreen style="margin:auto;" src="https://www.kyo.com/media/pano/#panorama=TEST.jpg&autoLoad=true&autoRotate=-8"></iframe>
theta360.com をブログに貼っていたときは宣伝的なものが表示されていたけどPannellumにしたことでスッキリしました。
ところでRICOH THETAは数々の後発製品も出ましたし、theta360.com は採算が難しかったのかもしれませんね。
RICOH THETAは本当に素晴らしい発明で大好きな製品なのでこれからも使っていきたいです。