MacBook Air(M3, 2024)macOS Sequoia 15.5からMac mini(M1, 2020)macOS Monterey 12.7.6に繋いだ外部ハードディスクにアクセスしようとしたところ、ちゃんとフォルダは見えているのに開こうとすると
「(フォルダ名)のオリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。」
とアラートが出て中身を見ることができないことに気付きました。
共有設定を確認したけどちゃんとなってるし。
これは困った。
で、解決方法が見つかったので共有します。
具体的には、Sambaで外部ディスクにアクセス可能になるようsmbd(smbd server daemon)にフルディスクアクセスを許可すれば解決します。
- 「システム環境設定」を開き「セキュリティとプライバシー」を選びます。
- 「プライバシー」タブを選び、左側の一覧から「フルディスクアクセス」を探します。
- 変更可能になるように左下の鍵アイコン「変更するにはカギをクリックします。」をクリックし、Macのログインパスワードを入力します。
図のようになればOK - 「+」ボタンをクリックします。
- ファイル選択ダイアログが開くので、起動ディスクのルートディレクトリに行きます。
ここに追加したいsmbdは不可視ディレクトリ内にあるため見えません。
/usr/sbin/smbd
- やり方はいくつかありますが、
⌘コマンド+シフト+.(ピリオド)キーを同時に押します。
これで不可視ファイルを表示できます。
「usr」を開き、その中の「sbin」を開きます。 - 「smbd」を選択し、「開く」ボタンを押します。
- 下のように「smbd」に✓チェックマークが付けば完了です。
今回のようなトラブルは以前にはなく、初めて遭遇しました。
近年のmacOSのセキュリティ対策でアプリケーションごとにフルディスクアクセスを許可するかどうか選択できるようになったためのようです。
しかし一般のMacユーザーは /usr/sbin/smbd なんて存在も意識しませんから、ファイル共有と分離している現在の設定方法は非常に解りにくいですよね。
検索したところmacOS 13.2 Venturaにしたらsambaで接続できなくなった、という投稿が多く見つかりました。
でもMontereyや他のバージョンでも起きそうですね。
Appleとしては外部ディスクよりもiCloudのストレージを使わせたいのかも??
こちらのブログ記事がとても参考になりました。
Mac OS XでNASや共有フォルダにアクセスしようとすると「オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。」とエラーが出てアクセスできない: YUU MEDIA TOWN@Blog